【第80回】初夏の新緑ゆる山:岩殿山トレイル

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■タイトル:初夏の新緑ゆる山:岩殿山トレイル
■交通・ルート:
◎スタート:JR大月駅
◎中継地点:岩殿山丸山公園入口
◎中継地点:ふれあいの館
◎中継地点:稚児落し分岐
◎中継地点:岩殿山(634m)
◎中継地点:兜岩
◎中継地点:天神山(500m)
◎中継地点:稚児落し
◎中継地点:浅利集落
◎ゴール点:大月駅
■歩行距離:約7.4キロメートル(約3時間30分※休憩含む)
■歩数:約16,000歩(実測)
■想定消費カロリー量:約800キロカロリー(100歩約5キロカロリーとして計算)
■今回のご褒美:大月名物おつけだんご


より大きな地図で 岩殿山~兜岩~稚児落とし を表示

自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで自動作成して楽しむのが「スマスリウォーク」。ゴールデンウィークも終わって、いよいよ初夏の様相。そこで今月は初夏にぴったりの新緑生い茂るゆる山トレイルを紹介します。

今回ご紹介するのは、JR大月駅からも徒歩で登れる岩殿山、そしてこんなところにこんなダイナミックな自然のアスレチックがあったのかと感動の稚児落しを通って再び大月駅に戻れるループコースをご紹介します。それでは早速スタートしましょう。

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JR大月駅を南側に出て、まずは右手にある観光案内所でハイキング地図などを入手。岩殿山は線路を挟んだ北側にあります。

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東方面に向かった先の踏切を渡り、東電の脇をすすみます。

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橋を渡って車道を抜けていくと、丸山公園入り口(岩殿山登山口)に到着。

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急な石の坂道を登ると、鳥居が見えてきます。

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ここで背中を向くと、天気が良ければ富士山の素晴らしい眺めが見れます。

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更に上ると屋根付き門の入り口のある「丸山公園ふれあい館」に到着。

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「クマ・イノシシ出没」の看板に目を踊らせながら、ひたすら石段を上っていきます。

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25分くらいで岩殿山の山頂へ行くルートとこのあと向かう稚児落しへの分岐に到着。

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山頂方面に向かうと、戦国時代、岩殿山頂にあった岩殿城への第2の関門として使われていたとされる「揚城戸跡」が現れます。岩殿城は郡内領主小山田氏の城で、武田勝頼に付いていた小山田氏は、織田信長の武田征伐の際に滅んだとされています。

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大月駅から約45分、丸山公園入口から約30分で岩殿山山頂(634m)に到着。なんと標高が東京スカイツリーと同じだそうです。

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ここでも富士山の絶景が拝めます。

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ふたたび登ってきた道を分岐まで戻り、次の目的地「稚児落し」に向かいます。ここからまず、ザラザラの土の坂道が続きます。これが思いの外大変。写真ではわかりづらいですが、道幅が狭い上に周りに捕まるものもないため、滑ると奈落の底に落ちる危険あり。滑りそうなら、恥も外聞もなく尻もちついてゆっくりと道にそって降りていくようにしましょう。

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約30分のつるつる地面の奮闘の末、「築坂」の看板が見えれば、あと少しは平地を歩きます。

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余裕のあるのもつかの間、いよいよ大自然のアスレチックが始まります。まずは兜岩への岩登り。

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続いて左側絶壁を鎖を伝わって進み、その先さらに岩登り。自信のない方は、直前に鎖場コースと林間コースの分岐があるので、林間コースで迂回しましょう。ちなみに私は先の岩登りで3mくらい滑落しました。何ともありませんでしたが、後続の若者に「キャー」とか言われて、若者たちはその後迂回したようです笑。

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岩登りした先を少し進めば、天神山山頂(500m)。

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頂上からの富士山の眺め。ここまで岩殿山山頂から1時間15分。鎖場での岩登りは、前の人が登り切ってから進みましょう。なので時間の余裕が必要です。

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さあ、先に進みましょう。いよいよ稚児落しが見えてまいりました。岩の絶壁の上に人が男人か立っているのが見えますか。昔、可愛い子どもに試練を与えるという意味でこの岩山の絶壁から我が子を落としたという「稚児落し」・・・。

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尾根伝いに進むと、稚児落し到着。岩殿山頂から約1時間45分。天神山頂から約30分。遠くから見てたより、座ってコーヒー沸かしたりできるくらいの広さはあります。

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稚児落しの頂きに座ったところ。絶壁もすごいが、景色も素晴らしい。

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仁王立ちもしてみました。

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あとはひたすら浅利集落方面に坂道を転げ落ちるように進みます。

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丸太が道を塞いでいたりしますので、注意して進みましょう。

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そして稚児落しから約40分、岩殿山頂から約2時間30分(駅から約3時間)で地上に出ます。そこが浅利集落。

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車道に出て、JR線の高架下をくぐれば、大月駅です。浅利集落から約30分。大月駅を出発してから、頂上での小休憩も含めて約3時間30分のコース、お疲れ様でした。

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初夏の新緑ゆる山:岩殿山トレイル、いかがだったでしょうか。今回のご褒美は、大月駅前の古民家麺処「かつら」で大月名物おつけだんごを賞味。味噌汁の中に旬の野菜と小麦粉を水で溶いた団子を入れた郷土料理ということで、B−1グランプリにも出品しているそうですよ。ここでは味噌汁ベースでしたが、バリエーションとして醤油ベースや鶏ガラベースなどもあるそうです。

「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。では次回のスマスリウォークでまたお会いしましょう。