
■タイトル:夏のゆる山めぐり:美の山トレイル ■交通・ルート: ◎スタート:親鼻駅 ◎中継地点:萬福寺 ◎中継地点:仙元山の祠(ほこら) ◎中継地点:お犬のくぼ ◎中継地点:見晴らし園地 ◎中継地点:美の山展望台・山頂(586.9m) ◎中継地点:和同開珎露天掘跡 ◎中継地点:聖神社 ◎ゴール点:和銅黒谷駅 ■歩行距離:約6.5キロメートル(約3時間20分) ■歩数:約13,000歩 ■想定消費カロリー量:約650キロカロリー(100歩約5キロカロリーとして計算) ■今回のご褒美:和銅黒谷で温泉 |
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自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで自動作成して楽しむのが「スマスリウォーク」。季節は梅雨に入りましたが、今年の梅雨は空梅雨の予報。熱中症に気をつけながら今月もゆる山に励みましょう。
今回は秩父の美の山(蓑山)を登ります。美の山(みのやま)は秩父市と皆野町の境界にそびえる独立峰で、標高は586.9mといわゆるゆる山です。山頂付近は「美の山公園」として綺麗に整備され、季節に応じて桜(4月)や山ツツジ(5月)、アジサイ(7月)などが目を楽しませてくれます。また展望台からは武甲山や奥秩父、両神山などが一望できます。
今回は秩父鉄道の親鼻駅(おやはなえき)から美の山を目指し、展望を楽しんだ後は、和銅黒谷方面に下山して、和同開珎の発掘遺跡なども見学してみたいと思います。それでは早速スタートしましょう。
美の山へは、JR熊谷駅で乗り換えて秩父鉄道、または西武池袋線から西武秩父駅経由で親鼻駅(おやはなえき)下車。近くには以前に行った宝登山(ほとさん)や長瀞ライン下りもあります。
まずは駅の南側に線路を渡って国道に出ると、すぐに萬福寺入口の看板が見えます。ここを入って行きます。
その先、美の山に登る2つのコースの分かれ目に出ます。左が少々ワイルドな仙元山コース、右が比較的楽な関東ふれあい道コース。ご自分の体力に合わせて選びましょう。私はすかさず仙元山コースに向かいました。
萬福寺の前にある公衆トイレ。さあこの手前のコンクリ道からいよいよ登山道に入っていきます。
登山道入り口。最初はトイレ横のお寺の中を抜けていくのかと思いましたが、手前の舗装道路を上っていくと石段から山道に入れます。
石段を上って約10分で仙元山の祠(ほこら)。ここが仙元山の山頂と呼ばれているところのようです。ちなみにこの時期はヤマツツジがまだ残ってると聞いてきたのですが、すでに遅し・・。5月の終わりくらいだと、ヤマツツジが終わって6月末のアジサイの始まりとのちょうど中間のようです。
さらに10分で、一度車道を横切ります。車道を横切った先の看板に(手前)仙元山、(先)七曲り、お犬のくぼとあり、さらに「ほのぼの散歩」と書いてありますが、全然ほのぼのではないです。けっこう汗だくなので頑張ってください。
けっこう鬱蒼とした山の中を歩くと丸太の橋を渡ります。ここまで登り始めて30分、あまり歩いてる方がいないのか、蜘蛛の巣がいっぱい顔にかかります。
ふたたび車道に出ます。今度は車道に沿って上り、Uカーブのところで山道にまた戻ります。
山道に再び入る場所。わかりにくいです。入ってすぐにお犬のくぼ方面という看板が目印。
山道に入って一気に上り坂、さてお犬のくぼはどこ・・・。
その先「お犬のくぼ」と書かれた標識発見、しかしそのお犬さまはどこ?って「お犬のくぼ」という意味は狼が良く出る場所を意味する地名のことらしいです。昔このあたりに良く狼が出たんですかね・・。
登り始めて35分くらいで、最初の関東ふれあい道コースと合流。
さらに上って、丸太の階段が見えてきたらもうすぐ公園ですよ。頑張りましょう。
お寺から約50分で美の山公園の北の端に当たる場所に到着。ベンチがありますので一休みしていきましょう。このあたりを「園地見晴らし」と言うようです。
あとは園内のコースにそって美の山の頂上を目指します。公園の新緑が見事です。
園内でヤマツツジを発見。まだかわいい赤い花が見られました。
美の山公園はかなり広いです。私は一番北側から入りましたので、頂上に向かうだけで約30分くらいかかります。写真は途中の榛名神社。
ようやく美の山頂上展望台に到着。展望台からは山の南側が一望できます。ちなみにここは頂上ではないのでご注意を。
展望台からは秩父のシンボル、武甲山を始め両神山など奥秩父がよく見えるはずなんですが、この日は少々ガスってました。
展望を楽しんだ後は、展望台からぐるっと回って、美の山山頂(586.9m)にも行っておきましょう。
あと展望台付近には、美の山からの四季の絶景写真が飾られた観光案内所や、秩父音頭生みの親で俳人の金子伊昔紅(かねこ いせきこう)氏の銅像があります。
展望台の反対側(東側)の景色も綺麗です。秩父カントリークラブゴルフ場が山の斜面にくっきり見えますよ。
さあ景色を十分堪能したら下山開始。展望台のすぐ横にある、黒谷駅方面という道を降ります。駅まで約2.5キロくらいのようです。
頂上から約30分でふもとの集落に到着。遠くでSLの警笛が聞こえます。休日は秩父鉄道にSLが走っているんですよね。この先和同開珎の採掘遺跡場に向かいます。
和同開珎露天掘跡への入口。ここを下りずに左からぐるっと裏側に回ると、銅の精錬所跡などもあるようですが、歩くには少し遠いようです。
和同開珎露天掘跡到着。巨大な和同開珎の碑が建っています。碑の横には、当時和同開珎を採掘出土した山肌が見えます。和同開珎は日本最初の貨幣。6世紀ごろに作られたものだそうです。「わどうかいほう」なのか「かいちん」なのかよく議論されますが、同じもののことのようです。しかしながら最古の貨幣がなぜ秩父の地に埋まっていたのか、なぜこの地が日本の貨幣発祥の地なのか・・・。謎です。
いにしえの日本の歴史を紐解いた後は、駅に向かう街道沿いに、この地だからこそある「銭」の守り神「聖神社」に立ち寄って行きましょう。
銭の神様が祀られています。お金持ちになれるようによく拝んでおきましょう笑。
ということで秩父鉄道・和銅黒谷駅に到着でゴール。お疲れ様でした。
夏のゆる山めぐり:美の山トレイル、いかがだったでしょうか。今回のご褒美は、黒谷周辺の立ち寄り温泉。いくつかあるんですが、私が行った時は日帰り入浴の時間を越えてしまっていたため、残念ながら入浴できませんでした。日帰り入浴は16時くらいまでなのでお気をつけ下さい。写真は駅にある和同開珎像。
「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。では次回のスマスリウォークでまたお会いしましょう。