【第85回】都内銭湯めぐりウォーク:神田・アクアハウス江戸遊編

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■タイトル:都内銭湯めぐりウォーク:神田・アクアハウス江戸遊編
■交通・ルート:
◎スタート:京橋駅
◎中継地点:日本橋
◎中継地点:室町
◎折返地点:アクアハウス江戸遊
◎中継地点:駿河台
◎中継地点:神保町
◎ゴール点:半蔵門駅
■歩行距離:約6.0キロメートル(約2時間30分)※入浴30分込み
■歩数:約8,500歩※実測
■想定消費カロリー量:約340キロカロリー(100歩約4キロカロリーとして計算)
■今回のご褒美:江戸遊で温泉気分

自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで自動作成して楽しむのが「スマスリウォーク」。今回もグーグルマップの無作為の地点を自動ルートで結ぶ「シティーウォークアドベンチャー」で都内を徘徊したいと思います。

都内の温泉銭湯第三弾は、「神田・アクアハウス江戸遊」です。ここは厳密には温泉ではありませんが、北海道長万部の「二股温泉」算出の原石を掛け流してある「二股湯」があり、北海道の温泉を再現してあるスーパー銭湯です。

まずは、スマスリ本来の醍醐味である、自動ルート作成をしてみたいと思います。目的地の「江戸遊」を地図の中心に置き、縮尺を25000分の1(2センチ500m)にしてみます。

ざっと半径3キロ前後にある駅をピックアップしてみると、今回で言えば、京橋、両国、上野、飯田橋、半蔵門あたりが目に付きます。その中から今回は、京橋ー江戸遊ー半蔵門というV字コースに決定。スタートまで戻ればループコースとしても使えます。それでは早速スタートしましょう。

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京橋をスタートして、まずは日本のすべての道路の起点となる日本橋にむけて中央通りを進みます。今回は日本の商業の歴史を紐解くようなウォークになりますよ。

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中央通りは、日本の道100選の一つにもなっており、歴史を刻む会社や商店が多く立ち並んでいます。まずは大正7年に並木製作所として創業した筆記文具メーカー「パイロット」の本社。

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日本橋三丁目交差点手前に手芸の老舗「越前屋」。1865年(慶應元年)創業だそうです。

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「日本橋タカシマヤ」は、百貨店建造物で初の国の重要文化財に指定されています。内外装ともに昭和初期の姿を保たせているそうです。ちなみに向かいの「丸善」も明治3年の創業以来この地で続いて来た全国の丸善の象徴的なお店。

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さあ日本橋交差点、日本の旅の出発点。日本橋は最近生まれまわりましたね。ここ「COREDO日本橋」は元白木屋本店跡地を再開発したもの。ちなみに「コレド」の意味は「CORE(中核)」+「EDO(江戸)」なんだそうです。

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その先日本橋川にかかる日本橋は、いまや高速道路の下になっていますが、国の重要文化財(建造物)の象徴。橋の上に青空を取り戻そうと何度かプランが立てられましたが、費用が高価すぎて頓挫しているようです。

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中央柱にある麒麟の彫刻が都市の飛躍を表しています。東野圭吾の小説「麒麟の翼」の舞台になっているのは記憶に新しいですね。

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日本橋のもう一つの顔は「三越本店」。この建物も都の選定歴史的建造物に指定。有名なライオン像は大正3年からここにいます。ちなみに三越と並んで江戸時代の商店の老舗と言えばおとなりの「三井」。現在は銀行(三井住友)になっていますが、まさにこの三越、三井と並ぶこの場所が、日本の近代商業発祥の地とも言えます。

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日本橋最後は、三井不動産により再開発された「COREDO室町」。働く女性をターゲットにした「COREDO日本橋」に対して、こちらはホールや映画館などが中心の商業施設になっています。3館あります。

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日本の近代商業の歴史を垣間見た後は、目的地に向けて直進。ちなみに今川橋に出来た「いきなりステーキ神田南口店」は最近話題の立ち食いステーキ。この7月にオープンしたばかり(2014年)。普通数千円する熱々ステーキが1g(グラム)5円から10円くらいで食べられます。つまり300グラムのリブロースステーキがなんと1500円!!

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神田駅を越えて、中央通りから側道に入り、神田郵便局交差点から郵便局の左裏手に入れば「神田・アクアハウス江戸遊」に到着。

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アクアハウス江戸遊には、檜の縁で覆われた大きい湯船の「古代檜湯」と、北海道長万部の「二股温泉」算出の原石を常時掛け流した「二股湯」があります。「二股湯」は気泡浴になっているので温泉気分満喫。さらに毎月1日だけの変わり湯も用意。これで通常の銭湯と同じ460円。サウナは別料金(+430円)ですが、北欧の木材「KELO」を使用した本格派。

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夏場のじめじめ感を払拭させて、すっきりさっぱり温泉気分をたっぷり楽しんだ後は、コースは折り返し。まずは江戸遊を出て郵便局裏手をそのまま右に進みます。

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向かいのワテラスビルを左折してビルに沿って南西にすすみます。

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出たところが駿河台三丁目交差点。

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地下鉄新御茶ノ水駅を通り過ぎ、駿河台交差点を経由して、明治大学のタワーを目印に進めば、いわゆる駿河台下の本屋街に出ます。三省堂や書泉グランデなどがありますね。

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神保町交差点。古書店続く中そのまま靖国通りを進みます。

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専修大学前、九段下、九段会館、昭和館と進むとそのあと、ちょっと上り坂。そこを越せば靖国の鳥居が見えて来ます。

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靖国神社大鳥居です。

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その先、九段坂上交差点を内堀通りに曲がります。最終的には大妻通りに出るので、九段坂上を曲がらず、その先の靖国神社南門交差点を左折してもいいです。

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大妻通り、大妻女子大学を越せばゴールはもうすぐ。

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一番町交差点を越えれば、ゴールの半蔵門駅。お疲れ様でした。

今回の都内銭湯めぐりウォークいかがだったでしょうか。今回は日本の近代商業史を顧みる、アカデミックなウォーキングだったのではないでしょうか。また夏の暑いときのひと風呂も大変健康に良いとされています。

「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。では次回のスマスリウォークでまたお会いしましょう。