【第90回】秋の連休は海外で:シンガポール・ホットスポットウォーク

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■タイトル:秋の連休は海外で:シンガポール・ホットスポットウォーク
■交通・ルート:
◎スタート:オーチャード(Orchard)
◎中継地点:チャイナタウン(China Town)
◎中継地点:マリーナ(Marina)
◎中継地点:カトン(Katong)
◎中継地点:マウントフェイバー公園(Mount Faber Park)
◎ゴール点:セントーサ島
■歩行距離:約9.6キロメートル(約8時間)
■歩数:約16,000歩(歩幅60センチとして計算)
■想定消費カロリー量:約640キロカロリー(100歩約4キロカロリーとして計算)
■今回のご褒美:人気ローカルフード&絶景


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自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで自動作成して楽しむのが「スマスリウォーク」。夏も終わっていよいよ秋の連休や年末年始の旅行を考える季節。海外にも行きたいけどウォーキングも欠かせない。

そんなあなたのために、シンガポールで観光も楽しみながらウォーキングやトレッキングしちゃうコースを、今回と次回の2回にわたってご紹介したいと思います。ガイドブック等にはあまり詳しく載ってないけど、どちらも現地では大変人気の高いコースなのでぜひご活用ください。

まずは、シンガポールに行ったら回っておきたい4ヶ所のホットスポットを、地下鉄やバスを利用して巡ったあと、マウントフェイバーパークという小さな丘をウォークで上ってセントーサ島までロープウェイで絶景を堪能する、丸1日コースをご紹介しましょう。

シンガポールは、東南アジアのほぼ中心に位置する、マレー半島の先端部分にあるシンガポール島とその周辺で構成されている、面積がほぼ東京23区くらいの国。

第二次世界大戦で交戦国イギリスの領土であったシンガポールを日本が占領していたこともあってか、日本文化が根強く残っていると共に、日本の習慣が今でも見受けられます。道路は右側通行、電車は降りる人が先、エスカレータも右側に歩いて上るスペースを空けます。

市内の各地区へは、もちろんタクシーも便利ですが、地下鉄かバスでほとんど行くことが出来ます。今回はウォーキングも兼ねているので主に地下鉄を利用してみました。それではホットスポットウオークスタートです。

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シンガポールに宿泊するとき最もスタンダードな場所が「オーチャード(Orchard)」じゃないでしょうか。日本で言えば銀座のような場所。ブランドショップやショッピングモールがひしめき合っています。

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オーチャード駅がある交差点には、伊勢丹、その向かいに巨大ショッピングモールの「ION(アイオン)」があります。

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さらにその100m先には「ニー・アン・シティ(Ngee Ann City)」、更にその先200mには「313サマセット(313@Somerset)」とショッピングモールが数珠つなぎで並んでます。日本では考えられない光景。どこも日中は人がいっぱい。ショッピング好きにはたまりません。

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さあショッピングの見当が付いたところで(朝からという想定なのでショッピングモールはまだオープン前ということで)まずは腹ごしらえ、チャイナタウンに地下鉄で行ってみます。


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ここで公共交通の使い方。シンガポールも日本同様SUICAのようなICカード(EZ-link)があってバスも地下鉄も兼用で使えます。でも最初に買うとき12S(シンガポール)ドルかかってそのうち5Sドルはカード代です(使える分は7Sドルということ)。(1Sドル=約87円:10月1日現在)

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実は、地下鉄はこのカードを購入しなくても、初回に行き先までのスタンダードチケットを購入すると、紙で出来たチケット(写真)が出てきて、一度使ったあとも全部で6回チャージできます。これを知らないと毎回新たな紙チケットを購入し、毎回0.1Sドルのデポジットを上乗せで払う羽目になります。私も最初は何枚も買ってしまっていました。6回乗って窓口に持って行くとデポジット分もチャージで使えるようにしてくれます。かなりわかりづらいシステムです笑。

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もうひとつ。シンガポールのバスは都内のそれと違って行先によって細かく値段が変わります。乗るときに行き先を告げてお釣りなしで支払わないと乗せてくれません。これがものすごく大変です。なので現金で乗る人はほとんどいません。ほぼ全員ICカード(EZ-link)です。多めに払うから乗せろと言っても乗せてくれなかったことがあります。なので今回は1度しか使いませんでした。でもgoogleマップで経路を調べるとほとんどバス利用が表示されます。それくらいバスは目的地に近いところまで行ってくれて便利なので次回からはぜひICカードを使いたいものです。EZ-linkカードが地下鉄の駅でしか売ってないのでこれまた混乱します。


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オーチャードからチャイナタウンへは、地下鉄MRTのNS(南北)線でラッフルズ・プレイス(Raffles Place)下車。

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裏通りを少し歩けば、今や中華系住民の定番朝食「カヤトースト」を広めたとされる「ヤクン・カヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)」があります。
Ya Kun Kaya Toast
18 China St
Singapore 049560
+65 6438 3638
http://www.yakun.com/

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海南島から渡ってきたヤクンという人が、ココナッツや砂糖・卵などをミックスして作った「カヤジャム」とバターをトーストにたっぷり塗った「カヤトースト」は半熟卵に浸しながら食べるのが定番。今や「ヤクン・カヤトースト」は市内に10店舗以上、ちなみにここはチャイナタウン店。

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せっかくチャイナタウンに来たのでメインストリートに当たるサウス・ブリッジ・ロードのほうに行ってみます。写真はヒンドゥー教の寺院で建築様式が素晴らしい「スリ・マリアマン寺院(Sri Mariamman Temple)」。すぐとなりにはブッダの遺骨や歯が祀られている「佛牙寺龍華院(Buddha Tooth Relic Temple)」もあります。

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来た道を少し戻って、いわゆるシンガポールのベイフロント、マリーナ地区に向かいます。ビルの谷間を抜けるといきなり前方にあのビルの上に船が乗ってるような建物「マリーナ・ベイ・サンズ(Marina Bay Sands)」が見えてきます。

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湾岸沿いに進めば、シンガポールのシンボル「マーライオン(Merlion)像」。

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今回は化粧直しの工事中のためなんと口から水が出てませんでした。マー珍しいライオンだこと笑。

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マーライオンとマリーナ・ベイ・サンズのツーショット

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少し歩きまわったらもうお昼時、ラッフルズ・プレイス駅に戻って次の目的地、イーストエリアにあるカトン地区に向かいます。カトンへは地下鉄MRTのEW(東西)線でユーノス(Eunos)駅下車。

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カトンは中華系マレー人・プラナカンの伝統文化が多く残されたエリア。町並みがパステル調でとっても可愛らしいです。

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そしてプラナカンの伝統料理・ニョニャを堪能できる「Chilli Padi the Nonya Family Restaurant(チリ・パディ・ニョニャレストラン)」
Chilli Padi the Nonya Family Restaurant
11 Joo Chiat Pl
Singapore 427744
+65 6275 1002

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ここの名物はシンガポール名物でもある「フィッシュヘッドカリー」、魚の頭が入ったとっても辛いカレーだそうなんですが、あまり辛くないものをということで、ブアクルアという黒いナッツで色づけされた「真っ黒炒飯」を注文。

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それとこれも名物、オタオタ(魚のすり身)入り「ロールキャベツ」をいただきました。さあお腹も一杯になったところで、午後のウォーキングと行きましょう。シンガポールのリゾートアイランド・セントーサ島までロープウェイで行けるお気軽トレッキングコースがあるのでその起点となるハーバーフロント(HarbourFront)駅に向かいます。

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地下鉄MRTは、先ほど降りたユーノス(Eunos)駅の一つ前の駅からEW(東西)線で「アウトラムパーク(Outram Park)」駅まで戻って、NE(北東)線に乗り換え、ハーバーフロント駅。バスだと近くのバス停から「30番:Boon Lay Int行き」一本でも行けます。その際はお釣りのないように・・・。バスアプリを使うと値段がわかります。写真は地下鉄の中にデカデカと表示されている「デング熱撲滅キャンペーン」の広告。日本でも今年大流行しましたが、シンガポールは昨年10万人以上が感染し、大きな問題となっています。

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ハーバーフロント駅を出たら裏手にある「Maranga Trail方面」と書かれた標識にしたがって進みましょう。

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ほどなくして「マウントフェイバー公園(Mount Faber Park)」入口に到着。さあここから小高い「フェーバー山(Mount Faber)」に向かうマランガトレイル(Maranga Trail)の始まり。

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いきなり原生林のようなジャングルの中に入っていきます。そう言えば忘れてましたが、シンガポールは北緯1度17分のほぼ赤道直下の熱帯地域。めちゃくちゃ暑く湿気も多い。でも夕方のこういったトレイルはとっても爽快です。

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木段を上がっていくと・・・

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「マウントフェイバー公園(Mount Faber Park)」頂上にあっという間に到着。ゆる山登山者にはちょっと物足りないかもしれませんが、ここまで様々な場所にも行きましたので、山登りをしたような気分だけでも十分楽しめます。
109 Mount Faber Road
Singapore 099203
Phone(65) 6270 8855
http://www.faberpeaksingapore.com/

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ここがロープウェイのマウントフェイバー公園駅。ここからさきほどの地下鉄駅のハーバーフロントを経由して、セントーサまで空中の旅。

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ちなみにロープウェイの駅横には眺め最高の絶景レストラン「Moonstone」もあります。
Moonstone
109 Mt Faber Rd
Singapore 099203
+65 6276 0609
http://www.epicurean.com.sg/moonstone.html

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ロープウェイからの眺めも最高。セントーサ島のユニバーサルスタジオが上から眺められます。

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ということでセントーサ島に到着。あたりはもう暗くなって来ちゃいました。なんとここに中を登れるマーライオンがあります。ベイフロントのマーライオンよりこちらのほうが大きいような・・・。

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ここがユニバーサルスタジオ・シンガポールの入口。ということでここでゴール。丸一日のシンガポール市内ウォークお疲れ様でした。

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今回のコースの最後はを締めくくるのは、セントーサ島内にあるマレーシア料理店が何店も軒を並べるフードコート「Malaysian Food Street」。屋内がマレーシアの町のようになっています。
Malaysian Food Street
8 Sentosa Gateway, The Bull Ring,
Resorts World Sentosa, 098269
+65 6577 8899
http://www.rwsentosa.com/language/id-ID/Homepage/Restaurants/MalaysianFoodStreet/

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ここで伝統的なマレー料理、土鍋ごはん「クレイポット」を堪能。秋の連休は海外で第一弾:シンガポール・ホットスポットウォークいかがだったでしょうか。見どころ満載のシンガポール。それを一気に公共交通とウォーキングで走破してみました。

「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。次回の連休海外シンガポールの第二弾、マクリッチ貯水池トレイルもお楽しみに。ではスマスリウォークでまたお会いしましょう。