
■タイトル:秋の連休は海外で:シンガポール・マクリッチ貯水池トレイル ■交通・ルート: ◎スタート:マクリッチ貯水池公園クラブハウス(MacRitchie Reservoir Park) ◎中継地点:自然観察路入口(湖畔東端) ◎中継地点:レンジャーステーション(Ranger Station) ◎中継地点:ツリートップ吊り橋(TreeTop Walk) ◎中継地点:湖畔(貯水池西端) ◎ゴール点:マクリッチ貯水池公園クラブハウス ■歩行距離:約12.0キロメートル(約3時間) ■歩数:約20,000歩(歩幅60センチとして計算) ■想定消費カロリー量:約800キロカロリー(100歩約4キロカロリーとして計算) ■今回のご褒美:クラブハウスでかき氷&シンガポールNo1キャロットケーキ |
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自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで自動作成して楽しむのが「スマスリウォーク」。前回に引き続き、秋の連休や年末年始の旅行にオススメの、シンガポールで観光も楽しみながらウォーキングやトレッキングしちゃうコースをお送りします。
今回は市内から電車・バスで30分もかからないところにある、自然公園周辺をトレイルするコースをご紹介します。動物園やテーマパークのようにお金もかからず、とっても気軽に行けてシンガポールならではの熱帯地方の大自然を満喫できる場所なんですが、ガイドブック等にはあまり取り上げられてないので、ぜひご活用ください。
今回トレイルする場所は、シンガポール市内からトムソンロード(Thomson Rd)を4キロくらい北に下った場所にある「マクリッチ貯水池公園(MacRitchie Reservoir Park)」です。電車だと、地下鉄MRTの北西(NS)線でブラッデル駅下車(Braddell MRT Station.)。地元の商店街を抜けて約1.5キロ歩けば、マクリッチ貯水池公園のクラブハウスに到着、市内(Orchard)から電車が10分、歩きも加えて約30分。バスの場合も市内からだと132番「Hougang Ctrl Int行」か167番「Sembawang Int行」を使うと約30分程度。ただし前回もお伝えしましたが、バスの場合は乗車するとき行き先を告げて釣り銭ないように準備しなければ乗せてくれないことがあるのでご注意を。ICカード(EZ-link)を準備しておけば安全です。
この「マクリッチ貯水池公園」は地元の自然愛好家や運動愛好家に大人気のスポットです。公式ホームページによれば、1867年に地元の飲水の貯蔵所としてTan Kim Seng氏の慈善活動によって作られた貯水池だそうです。その後周辺の拡張などもされ、拡張に携わった市の職員James MacRitchieを讃えて「MacRitchie Reservoir(マクリッチ貯水池)」と命名されたそうです。
現在は、全部で4つの貯水池(アッパー、ロウアーなど)があり、周辺には300の駐車ロットや公衆トイレ、シャワー、飲食キオスクなども併設、カヤックやカヌー小屋なども整備されているそうです。今回はクラブハウス(food kiosk)からメインの貯水池を東側から回って、「TreeTop walk」という吊り橋を渡って周遊する全長約12キロのコースを進みます。それではマクリッチ貯水池トレイルスタートです。※ちなみに公式ページによれば、「TreeTop walk(吊り橋)」の開門時間が火曜ー金曜:9時ー17時、土日:8時30分ー17時、月曜休みだそうです、ご注意を。
■マクリッチ貯水池公園公式ページ
http://www.nparks.gov.sg/cms/macritchie.php
■マクリッチ貯水池公園トレイル公式マップ
http://www.nparks.gov.sg/cms/docs/nature-reserves/combinemacritchiemap_english.pdf
貯水池の南東岸に位置するクラブハウス。トイレや飲食が出来るようになっています。ここに食べ物を持ち込んで食べているとハウス内の「マッシュルームカフェ」のお姉さんが来て、注文したもの以外は食べてはダメと言われます。
ハウス内には手描きの大きなコースマップも壁面いっぱいに描かれています。準備が整ったらいざ出発、湖畔を東に反時計回りで進んでいきましょう。
カヌー小屋を過ぎてカヌーの練習している学生さんたちが見られるあたりが貯水池湖畔の最東端。
ここが東の端にあるネイチャートレイル(自然観察路)入口。ここから先は吊り橋のある「TreeTop Walk」を目指します。
歩き始めて20分くらいで一旦湖畔の沿岸に出ます。このあとは当分湖面は見れませんので、ちょっと眺めておきましょう。
このコース上には数十の屋根のついた休憩所が設置されています。それを「Hut(ハット)」と言うようです。公式マップにはそれぞれの休憩場の名前も書いてありますので、自分がどこまで来たかがわかります。ここは「Rambai Hut(ランバイ休憩所)」。ここまでスタートから30分。
少し上ったり下ったりしながらひたすらジャングルの密林を歩きます。鳥の鳴き声や動物が動く音などが聞こえます。
スタートからひたすらジャングル道を約50分、ようやく突き当りに出ます。ここを左折して「TreeTop Walk」に向かいます。
ほどなくして一旦舗装道路に出ます。マクリッチ公園の北側の駐車場やゴルフ場などの入口がある場所です。
再び自然道に戻って少し行けば「レンジャーステーション(Ranger Station)」。トイレがありますがほかは特になにか売ってたりしませんので用を済ませたら先に進みます。ここまでスタートから約1時間。ちなみにこのあたり電話がつながりませんでした。この時だけのことなのかわかりませんが。こういうときはgoogleマップなどのデータ通信も見られなくなるので注意。
道は舗装道路、少し上りになります。と、ここにおサルさん登場。先に歩いてた家族のお子さんのおもちゃをおサルさんに取られたらしく大泣きしています。噛まれたりはしないようですが、持ち物を取られますのでご注意を。
ここが吊り橋への入口。ここを通りすぎてしまわないように・・・。
「TreeTop Walk」に到着。ここが吊り橋の入口。ワンウェイですので後戻りができません。ここまでスタートから約1時間30分。
わーい!吊り橋だ・・・。思わず子供の気持ちに戻ってしまいます。全長250m、高さ25mあります。結構揺れます。最初に書いたとおり、通行できない時間があるので事前に時間の余裕を持って来ましょう。
吊り橋での眺め。どこまでも密林のなか、先に別の貯水池が見えるのが確認できます。
吊り橋を過ぎるとさらに木段がジャングルジムのように続きます。ここも子供心をくすぐられる場所。
「Medang Hut」「Macaranga Hut」休憩所を過ぎて行くところは木道になっています。
分岐を繰り返し、「Jeltong Hut」休憩所を過ぎたあたり、右側はゴルフ場。このあたりに再びおサルさんの大群。何やら怒ってるようなので相手にしないで通り過ぎます。モノを取られないよう注意。
吊り橋から約30分、スタートから約2時間でようやく貯水池の西の湖畔に到着。けっこうありました。ここからは密林を抜けて湖畔の眺めを見ながらのウォーク。
湖畔の側道を進んで、「Jering Hut」休憩所を越えたあたりから湖上の木道歩き。とっても気持ちいい。ちなみにこの日の気温は32度、湿度60%、すげー暑い。
湖畔でヴァイオリンを弾く人を発見。素晴らしきかな人生・・・。
公園の西端に戻ってまいりました。ゴールまであともうひと踏ん張り。
ついにスタートした貯水池の堤防にやってまいりました。この右下にクラブハウス。ここでゴール、お疲れ様でした。スタートから約3時間、湖畔西の端から約1時間かかりました。
「秋の連休は海外で第二弾:シンガポール・マクリッチ貯水池トレイル」いかがだったでしょうか。シンガポールの大自然を一気に満喫できたのではないでしょうか。やはり海外旅行でもこういった自然とのふれあいはぜひ持ちたいものです。ご褒美はクラブハウス内「マッシュルームカフェ」でマンゴーかき氷。
あと、行きのブラッデル駅(Braddell MRT Station.)からすぐの商店街にある順眼菜頭粿 (Soon Yen Carrot Cake)というお店で、シンガポールでNo1のお墨付きキャロットケーキを買っておいたので、これも食べちゃいましょう(クラブハウスで売ってるもの以外は食べられないんですけど)。3時間も持って歩いてたので、見た目がかなりヤバイですが、めちゃくちゃ美味しかったです。キャロットケーキというよりはオムレツみたいな味。
順眼菜頭粿 (Soon Yen Carrot Cake)
Chang Cheng Mee Wah Restaurant
111 Toa Payoh Lor 1, Singapore
Tel:9831-5791
帰りはマクリッチ貯水池バス停の向かい側のT字路の道に行ったところにある、マウントアルバニア病院バス停から、再び167か132番のバスでオーチャード市内まで戻ります。さすがに地下鉄の駅まで歩くのは勘弁だったので、バスに飛び乗っちゃいました。お釣りなしの小銭がなかったら運転手さんが無料にしてくれちゃいました。ラッキー!! 「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。ではスマスリウォークでまたお会いしましょう。