【第92回】紅葉&ご利益ハイキング:鎌倉六国峠コース

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■タイトル:紅葉&ご利益ハイキング:鎌倉六国峠コース
■交通・ルート:
◎出発駅:金沢文庫駅
◎中継地点:能見堂跡
◎中継地点:釜利谷(かまりや)市民の森
◎中継地点:金沢動物園
◎中継地点:金沢市民の森湿原
◎中継地点:天園峠
◎中継地点:ペルソナ鎌倉二階堂
◎中継地点:鎌倉宮
◎中継地点:鶴岡八幡宮
◎到着駅::鎌倉駅
■歩行距離:約12.0km※歩幅60㎝で計算
■歩行時間:約4時間※休憩含む
■歩数:約20,000歩
■想定消費カロリー量:約1000キロカロリー(100歩約5キロカロリーとして計算)
■今回のご褒美:鎌倉の紅葉と天園峠でおでん、そして鎌倉キャラウェイのビーフカレー

自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで楽しむのが「スマスリウォーク」。あっという間にもう年末。そこで秋の紅葉も楽しめて、年末にも使えるご利益ハイキングコースをいくつかご紹介したいと思います。

首都圏でのマイ・ベストご利益&紅葉ハイキングと言えば「鎌倉」と「高尾山」。その中で今回は鎌倉の穴場コースをご紹介。鎌倉はコースアプローチのバリエーションが多彩で、これまでにも鎌倉周辺で人気の5コースをすでに紹介しています。

【第75回】早春ゆる山めぐり:鎌倉・六国見山ハイキング
【第40回】鶴岡八幡宮例大祭直前!西鎌倉から極楽寺:鎌倉山ウォーク
【第35回】杉本寺から逗子マリーナ・夏フェス下見ウォーク
【第30回】北鎌倉から杉本寺:鎌倉アルプスウォーク
【第15回】極楽寺から鶴岡八幡宮:初詣鎌倉極楽ハイキングウォーク

今回はこのどれとも違う穴場中の穴場。それが金沢文庫から大平山の天園峠の茶屋にアプローチする「六国峠コース」です。私も初めてのチャレンジです。

前回は「六国見山」、今回のは「六国峠」似ていますが全く場所が異なります。ネットで調べると「天園は伊豆、相模、武蔵、安房、上総、下総の六ヵ国を眺望できることから六国峠とも呼ばれています。」とありますので、天園茶屋のあたりが六国峠のようです。確か「六国見山」も全く同じような解説がありましたが、あれは「六ヵ国を眺望できる山の頂き」ですね。今回は「峠」のほうを目指します、それでは早速スタートしましょう。

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鎌倉でのハイキングだと、通常は、北鎌倉や鎌倉、西鎌倉などからのアプローチが多いですが、今回のスタート地点は京浜急行の「金沢文庫駅」です。

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駅の西側を北に向かって行くと「六国峠ハイキングコース」の看板が見えてきますので、それに添って住宅街に入っていきます。

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なんと六国峠入口は住宅の横の階段

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この周辺は「能見堂緑地」という大きな自然公園になっています。林道を進んだり階段を上ったりしながら自由に進んでいきます。

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ほどなくして「能見堂跡」に到着。金沢文庫駅スタートしてから約20分。

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能見堂は17世紀に芝の増上寺から子院として移設した地蔵菩薩寺だったそうです。ここで明(ミン)から渡来していたお坊さんがその絶景を漢詩に詠んだのが「金沢八景」の名の由来になったそうです。なので「金沢八景根元地」の墓標が立てられています。

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この先もコースは縦横無尽に進んでいきますが、私は不動池を見たかったので、池の畔まで一度降りてみました。

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再び石段を上り、「滝不動」の社を通ってさらにコースを進みます。

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すると知らず知らずのうちに「横浜横須賀道路」の上(?)を越えて住宅街に隣接した「能見堂緑地入口」に出ます。このあたりまででスタートから約1時間。

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再び「横浜横須賀道路」の下をくぐって高速沿いを進みます。

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すると木板が続いて・・・

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「釜利谷(かまりや)市民の森」に到着。ここまでスタートから1時間15分。

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公園内を進むとすぐに「金沢動物園」の入口に到着。実はここは金沢自然公園の入口。動物園はこの中をずっと行った先にあるようです。ここで少し休憩を取ります。

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金沢自然公園は平成4年に16年の歳月をかけて完成された約60ヘクタールの広大な公園。動物園や植物園、そしてレストラン・遊技場なども隣接しており、430種類14万本の植物が植えられているそうです。

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動物園は「コアラ」が有名だそうです。いまいるところはこの地図で言うとニコニコゲートをくぐったところ。休憩が済んだら「シダの谷」に向かいます。

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金沢自然公園の周辺は首都圏でも珍しい湿地帯。公園入口から約5分で、木道を歩きながら生い茂るシダが観察できる「シダの谷」に到着。

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再び「横浜横須賀道路」の脇を通り過ぎ・・・

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その先を再びけものみちに入るとシダ群生を分けるように上り階段が続きます。

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ここで「横浜横須賀道路」を横断(釜利谷陸橋)していよいよ鎌倉の山に入っていきます。ここまで金沢自然公園入口から約30分。スタートからは約1時間50分。

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この先は「鎌倉天園」の標識に向かって、ひたすらけものみちを進みます。

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鎌倉の山間で楽しいのがこの「切り通し」。鎌倉時代に作られた要塞のようなこの地形に迷路のような「切り通し」が無数に作られたようです。

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たまに見晴の良い所に出ます。紅葉も見れます。実はこの途中に「大丸山」(156.8m)という横浜市の最高峰があるそうなんですが、現在通行止めのようです。上る道すらわかりませんでした。大丸山からの眺めも素晴らしいようなんですが・・・。

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ということでようやく馴染みのある「天園休憩所」の看板が見えてきました。ここを左側の道にそって進みます。

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天園峠の茶屋に到着。自然公園から約1時間10分、スタートから休憩合わせて2時間30分。もうどなたもいらっしゃいません。

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スタートが遅かったため、この時点でもう16時30分を越えてて、閉店してると思ったらまだやっててくれたので、おでんをごちそうになりました。おでんと言ってもうどんが入ってます笑。

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天園茶屋の女将さんから「今日はうちのネムノキが久々に咲いたのでいいことあるよ」と言ってくださいました。このネムノキはとっても神秘的です。

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このままゆっくりしてたら懐中電灯で照らしながら下山しなきゃならなくなるので、さっさと下山を始めました。このあたりはいつも森に囲まれてて地面がつるつるしているので気をつけて歩かねばなりません。

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天園茶屋から約15分で、なんとか真っ暗になる前に、道に電灯のある場所に到着。Googleマップにペルソナ鎌倉二階堂と書かれてますが、そんな建物は見つかりません。

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あとはお馴染みの鎌倉の街を歩く感じで「鎌倉宮」を通ってだらだら歩けば「鶴丘八幡宮」に到着。あたりは真っ暗です。とりあえずここでゴール、お疲れ様でした。天園茶屋から55分(けっこうありました)。スタートからは休憩入れて3時間55分でした。

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紅葉&ご利益ハイキング:鎌倉六国峠コース、いかがだったでしょうか。今回のご褒美は天園茶屋で食べたうどん入おでんと、ゴールのあとに立ち寄った鎌倉名物「キャラウェイのビーフカレー」。昔ながらのカレーなんですが、安くてボリュームたっぷりなので、この日も長蛇の列が出来てました。

「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。では次回のスマスリでまたお会いしましょう。