【第77回】GWは海外で:ウィルロジャース州立歴史公園トレイル

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■タイトル:GWは海外で:ウィルロジャース州立歴史公園トレイル
■交通・ルート:
◎スタート:Will Rogers State Historic Park
◎中継地点:Inspiration Point
◎中継地点:Backbone Trail
◎中継地点:Checken Ridge Bridge
◎中継地点:Josepho Spur Trail
◎中継地点:Old Burn
◎中継地点:Murphy’s ranch
◎中継地点:Rustic Canyon Trail
◎ゴール点:Will Rogers State Historic Park
■歩行距離:約9.7キロメートル(約4時間)
■歩数:約16,000歩(歩幅60センチとして計算)
■想定消費カロリー量:約800キロカロリー(100歩約5キロカロリーとして計算)
■今回のご褒美:マーフィー牧場跡のサイケアート


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自分のオリジナルルートをスマートフォンのマップアプリで自動作成して楽しむのが「スマスリウォーク」。前回に続き、ゴールデンウィークや夏休みに向けての海外旅行でのおすすめウォークコースを紹介します。

前回のアメリカ・ロサンゼルス市内ホットスポットウォークに続き、今回はお待ちかねの市内ゆる山トレイルです。

So-netの「海外旅行・ツアー」や、「クラブツーリズム」の「ゴールデンウィーク海外の旅」「アメリカ西海岸旅行」なども参考ください。

ロサンゼルス市内にはいくつものゆる山(1000m以内の山々)があり、それを縫うように、無数のハイキング・トレイルコースがあります。日本語のガイドブックにはなかなか紹介されてませんが、インターネットで「ロサンゼルス/ハイキング」とか、英語で「LA trail」と検索すれば現地のビビッドな情報が入手できますよ。

今回ご紹介するコースはサンタモニカから車でわずか15分の場所にある「ウィル・ロジャース州立歴史公園(Will Rogers State Historic Park)」を起点とする1周約4時間のループトレイルです。

ウィル・ロジャースと言えばアメリカ人で知らない人はいないくらいの1920-1930年代のハリウッドで最もギャラの高かった人気コメディアンだそうです。全米に彼の業績を称える数々の記念碑がある中、ロサンゼルスではここパシフィック・パリセイド(Pacific Palisades)に残されたロジャースの家、馬屋、およびポロ競技場が、州立ウィル・ロジャース歴史公園として公開されています。

今回はここを起点にいくつかのトレイルを分岐してハイキングします。ちなみにウィル・ロジャース氏とは似ても似つかない私のマスコット「クマゴマちゃん」も前回同様一緒に歩きます。それではスタートです。

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1501 Will Rogers State Park Rd,
Pacific Palisades CA 90272
ウィル・ロジャース州立歴史公園(Will Rogers State Historic Park)は、サンタモニカフリーウェイ(Santa Monica Freeway)通称10号線から海岸沿いを走るパシフィックコーストハイウェイ(The Pacific Coast Highway )通称PCHを少し北上し、シャトークアブールバード(Chautauqua Blvd.)を右折してサンセットブールバード(Sunset Blvd.)を経由して入ります。

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ちなみに公園内の駐車場にそのまま入ると、駐車料金1日12ドルを取られますので、公園の手前の路上に駐車して行く人も多いです。

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牧場(Ranch)だったこの公園は、奥様だったベティ・ロジャースさんが1944年にカリフォルニア州に寄贈したと書かれています。

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ビジターセンターに寄ってトレイルマップがあればもらっていきましょう。ただし、最初の30分程度のインスピレーションポイントトレイル部分のマップしかないです。

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さあいよいよトレイルコースに入っていきます。

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いきなり上り坂になります。地面はロサンゼルス独特のからっとした赤黄色の土。日本ではあまり見かけない風景がけっこう新鮮です。

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看板に従ってすすめば30分程度でインスピレーションポイントに到着。いわゆる展望台です。写真の先に見えるのはサンタモニカの海岸。

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反対側にはダウンタウンの高層ビル街が見えます。

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このまま西(画面左)に回れば公園に戻る周遊コースになりますが、我々はさらなる冒険を続けるため、北上(画面看板裏を直進)してバックボーントレイルに入ります。

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両脇を低い灌木に挟まれた、赤黄土のワイルドロードが続きます。

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どこの国にもトレイルにはかっこいいバイカーがいますね。このワイルドトレイルを自転車で走破するのもさぞ気持ちが良いでしょう。

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と、目の前に橋が見えてきます。チキンリッジ橋(Checken Ridge Bridge)です。

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チキンリッジ橋の先に次の頂上が見えます。

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さらにワイルドな上り坂を登ります。

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ここが今回のコースの一番高いところになります。ダウンタウンの高層ビル街が一望です。ここまでで公園スタートから約1時間30分。

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バックボーントレイルの看板

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看板を越えてさらに少し下ったところにマーフィーズランチ(Murphy’s ranch)に向けて分岐するジョセフォスプールトレイル(Josepho Spur Trail)の入口があります。とてもわかりにくいです。

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ワイルドな下り坂が続きます。

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分岐から約20分くらいで納屋の広場に出ます。納屋はペイントアートで装飾されてます。

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古納屋(Old Burn)

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灌木の林の中をすすみます。ここからラスティックキャニオントレイル(Rustic Canyon Trail)に入っていきます。地図ではラスティック川に沿ってすすむようになっていますが、川には水がないらしく、近くに川が見当たりません。

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すると突然目の前に現れたのはインデアンの砦!?

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そうです、ここがマーフィーズランチ(Murphy’s ranch)、マーフィー牧場跡です。サイケデリックなポップアートで装飾されていて楽しいです。ここまで分岐から約30分、スタートから約2時間。

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しかし牧場の形跡はほとんど見られません。でもこんな山奥の廃屋をポップアートにしてしまうのがアメリカらしいです。

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十分にマーフィーズランチのサイケアートを楽しんだら、あとは一路ラスティックキャニオントレイルを一直線・・・と思いきや、けっこう道なき道が続いて初心者にはコースを維持するのが大変です。

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私はトレイルをあきらめてサリバンファイヤーロード(Sullivan Fire Rd.)という車道に出るためにブロック階段を上ってみましたが・・・。

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これがとてつもなく続く上り階段だったんです。一気に階段で500mくらい上った感じ。参りました。ここからは地図上にプロットしたおすすめのコースから外れます。

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ここがサリバンファイヤーロードのラスティックキャニオン入口。この先はロサンゼルスのミリオネアたちが住む住宅街に入ります。ここまでマーフィーズランチから1時間、スタートから3時間。

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すぐ横にはPGAツアーでもおなじみの「リビエラカントリークラブ」ゴルフ場があるミリオネアの住宅・・・。

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いやはや車道を歩くと最後まで車道(サンセットなど)で戻るので相当遠回りになりましたが、なんとかウィルロジャー公園に辿りつきました。スタートから4時間。途中から車道に上らないでラスティックトレイルを進めれば、30分は短縮できたと思います。

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ゴールデンウィークは海外で第二弾:ウィルロジャース州立歴史公園トレイル、いかがだったでしょうか。ロサンゼルスの大自然を存分に味わえたのではないでしょうか。海外旅行の楽しみに観光地周辺のトレイルもぜひ入れておきたいですね。写真は高級住宅街の木にリス君が登ってるところ。

「視覚を刺激」し、老化防止に打ってつけのスマートフォンでスリムアップウォーキングは、運動からだけでなく、心からもスリムにしてゆきます。ではスマスリウォークでまたお会いしましょう。